にんにく注射とは、ビタミンB1を中心としたビタミンを含む、疲労回復や健康増進を目的とした注射のことを指します。
にんにく注射の始まりは、スポーツ選手がビタミンB1の持つ炭水化物の代謝を促す作用に注目し、運動のパフォーマンスを向上させるために打っていたものが一般化したといわれています。
にんにく注射の名前の由来は、にんにく注射に含まれるビタミンB1を静脈に注射した際、血液を通じて鼻の粘膜にビタミンB1の成分による、にんにくに似た匂いがすることから、にんにく注射と呼ばれるようになりました。
にんにく注射の主な効果は、ビタミンB1による炭水化物の代謝を促す働きによるもので、ビタミンB1が不足していると炭水化物の代謝がうまく行われずに乳酸などの疲労物質がたまり、疲れやすくなります
にんにく注射による副作用ですが、当院で扱うにんにく注射はすべて水溶性のビタミンで構成されているために、過剰摂取による副作用などはほとんどありません。
注射に用いる注射針も比較的細い23ゲージの注射針を使用しているため、痛みもさほど気になりません。
にんにく注射のメリットとしては効率の良さと即効性が挙げられます。
にんにく注射に含まれる水溶性のビタミンなどはもちろん食べ物からの摂取も可能ですが、身体が疲れている際には、内臓も疲れていることが多く、経口摂取しても消化が十分におこなわれないこともあります。
にんにく注射は静脈に成分を注射することにより、即効性と効率の良さが期待できます。